since2010/10/27 lastupdate2010/12/16 |
医療用禁煙補助薬欠品&品薄状況における外来禁煙治療の指針 |
平成22年10月25日 日本禁煙学会 禁煙治療と支援委員会(委員長 藤原 久義) |
ご存じのように平成22年10月1日からのタバコの値上げに伴い、外来禁煙治療の希望者がこれまでと比較し大幅に急増しています。それに伴い、禁煙補助薬の大部分を占めているチャンピックスは需要の増大に生産・在庫が間に合わず、すでに使用中の患者への供給を確保するためにも、新規患者への使用は困難な状況、すなわち欠品の状況です(資料1、PDFファイル138KB)。一方、ニコチネルTTSについても急激な需要増のため品薄状況で、チャンピックスの欠品状況が継続し、ニコチネルTTSへの需要がさらに増大すれば欠品になる可能性もあります(資料2、PDFファイル174KB)。 メーカーからの情報では来年1月には供給が間に合うようになるとのことですので、この数カ月間の問題ですが、この緊急事態に対し、日本禁煙学会「禁煙治療と支援委員会」として、「医療用禁煙補助薬欠品&品薄状況における外来禁煙治療の指針」を出すことになりました。当然ですが、ここで示す保険適応は、ニコチン依存症管理料算定基準を満たす場合です。 なおこの指針は、会員に遵守を求める規則ではなく、あくまでも参考としていただく提案ですので、医療機関の体制や患者さんの状況によって、柔軟に運用していただければ幸いです。さらにチャンピックスの欠品やニコチネルTTSの品薄の程度は全国一律ではなく、地域や各病院・医院によりかなりの差がありますので、この点についてもご注意ください。 皆様のお役に立てることを願っています。 →医療用禁煙補助薬欠品&品薄状況における外来禁煙治療の指針(PDFファイル187KB、4ページ) また、日本禁煙学会としては厚生労働省に対して緊急要請を出していますので、参考にしてください。 →参考:禁煙補助薬の供給不足に際しての緊急要請詳細(2010/10/16)(PDFファイル169KB)
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