日本国内だけで年間20万人、世界中で600万人もの人がタバコ(受動喫煙を含む)が原因の疾患で亡くなっています。COPD、肺ガン、食道ガン、咽喉頭ガン、胃ガン、心筋梗塞、脳梗塞、クモ膜下出血など多くの疾患がタバコ(受動喫煙を含む)で発病し、あるいは悪化させます。タバコには放射能があり、肺の扁平上皮癌などの原因になっていることも証明されています。受動喫煙でアルツハイマー病(認知症)になるリスクが高まることも明らかになりました。最近ではPM2.5がようやく注目され、受動喫煙が単なる迷惑ではなく、数字できちんと表せる重大な健康被害を起こすことが知られるようになりました。
ニコチンはヘロイン、コカイン、覚醒剤に負けずとも劣らない依存性を有しています。多くの人がタバコのポスター、映画、パッケージの美しさなどに惹かれ、依存症となってやめたくてもやめられないというアリ地獄に落ちているのです。
妊産婦の喫煙・受動喫煙も低体重児出生、早産など、また子ども・未成年者の受動喫煙は呼吸器疾患、ぜん息、鼻炎・中耳炎などを引き起こします。
タバコは情報が過疎である貧困層の喫煙率が高いのです。そして、両親の疾病、早死などで貧困が再生産されていきます。
少しでもタバコ臭がすることは、すでに受動喫煙を生じている証拠であり、アスベストの100倍以上の危険があります。
これらは、WHOの多数の書類、アメリカ合衆国政府の公表物、たとえばSurgeon General's Reportなどで繰り返し、繰り返し出版し警告されています。世界の多くの国では人々の健康を守るためにそれが報道されており、タバコの健康警告パッケージをはじめ、受動喫煙防止法、メントールを製品に入れない規制などがおこなわれています。FCTC(タバコ規制枠組み条約)は、タバコの害の恐ろしさを認識した各国政府がタバコの消費を減らす目的で2004年に作られ、翌年発効し、現在は日本を含む世界の178か国が批准しています。
この動画CMコンテストは、喫煙・受動喫煙が健康に危害を及ぼすこと、そして一度でも吸うと、依存症になって二度とやめられない人が多いことを明らかにし、身近な人や尊敬する人の健康を守るために、動画CMを作っていただき、優秀作品を禁煙推進の動画CMとして、YouTubeなどの動画サイトに掲載し、啓発と社会改善を進めようとするものです。多数の作品応募をお待ちしています。
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第6回「タバコは健康を損なう」CMコンテスト募集要項
(PDF2ページ)
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