|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
topにもどる | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
《原著論文》 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本禁煙学会認定専門医による禁煙治療成績 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本禁煙学会禁煙治療委員会 東北大学病院 禁煙外来担当 山本蒔子 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キーワード:ニコチン依存症、ニコチンパッチ、保険適用、禁煙成功率 はじめに 2006年4月からニコチン依存症管理料が保険適用となり、さらに6月からはニコチンパッチも保険適用になった。長い間禁煙治療を進めてきた私たちにとっては、念願がかなったと言える。しかし、社会保険庁は保険適用1年後の治療成績を調査するにあたり、治療が終了していない症例までを含むものを分母とし、禁煙成功例を分子として計算することにしているため、禁煙治療の成功率は明らかに低い値となる。また、5回の受診者のみを対象としているため、5回以下の受診で成功している例を含めず、さらに低い値となることが考えられる。 そこで、日本禁煙学会では、禁煙成功率を正しく認識して貰うことを目的に、学会認定の専門医に対して禁煙成功率の調査を行うことにした。その結果を集計したので報告する。 方法 調査は以下の方法で行った。 1.2006年6月から2007年6月までに、禁煙治療の保険治療を行ったもので、治療が既に終了しているものを対象とする。 2.受診回数は必ずしも5回である必要は無いが、禁煙の成功後少なくとも4週後に禁煙が継続していることを確認できている症例を成功群とする。 3.途中中断して禁煙の継続を確認出来なかった例、明らかに失敗である例は失敗群とする。 4.成功および失敗群は、男女別に、例数、平均年齢、平均受診回数を報告してもらう。 5.ニコチン依存症の保険制度の問題点についての意見を聞く。 以上の条件での報告依頼を日本禁煙学会のメール通信にて会員に送信した。 報告は、FAXでの報告が2名以外は山本にメールで報告された。 男女別の成功群と失敗群の平均年齢と平均受診回数は、報告された値に例数を掛け合わせて、その後各々の群の総例数で割って求めた。 結果 報告医師数(報告施設数)は34名であった(論文の最後に報告者名を掲載)。症例数は100例以上を越える箇所は4箇所あった。科は多くが内科であったが、耳鼻科と神経外科が1箇所づつあった。 報告総症例数は1627例であり、成功群は男性688例、女性192例、失敗群は男性493例、女性254例であった。 表1に各群の平均年齢と平均受診回数を掲げた。成功群の男性年齢が52.5歳であり、女性は47.7歳であった。失敗群では男性が48.9歳、女性が45.8歳であった。男性において年齢が高く、男女とも成功群の年齢が高い傾向があった。平均受診回数は、成功群の男性が4.6回、女性が4.7回であり、失敗群では男性が2.8回及び女性が2.6回であった。成功群のほうが男女共に、受診回数が多かった。 表2に示したように、禁煙成功率は男性58.2%(688例 / 1181例)、 女性43.0%(192例 / 446例)であり、明らかに女性における成功率が低値であった(p<0.01)。全体での成功率は54.0%(880例 / 1627例)であった。
1.保険適用からブリンクマン指数を外すべきである。若年者こそ早く禁煙して欲しい。 2.受診回数の5回制限を止めて欲しい。特にニコチン依存症以外の精神疾患を有する患者では長期の治療を要する。 3.不適切な治療をしている医療機関(パッチを2ヶ月間処方のみでカウンセリングなし)があるとの情報を聞くので、関係官庁は定期的な監査をすべきと思う。 考察 厚生労働省では、禁煙治療の保険適用開始後、平成18年6月と7月の受診者を対象に、禁煙治療終了後の追跡調査を行っている1)。この報告書では、4189例の報告を元にしている。5回の指導終了時の禁煙成功例数と5回より前に(1回から4回)中止した例の禁煙成功例数も報告されており、それら含めて成功率を算出してみると53.0%となる。ただし、この場合には受診が5回より少ない1回から4回の症例でパッチ終了後の禁煙を確認しているかは不明であるので、実際の成功率は、もっと低くなると思われる。なお、禁煙治療終了3ヶ月後における成功率は31.7%であった。今回の日本禁煙学会認定専門医会員による禁煙成功率は全体で54.0%であり、治療成績は良いと思われた。 今回結果では、女性において禁煙成功率が有意に低かったが、女性の禁煙し難さは以前から指摘されている2)。自由診療時ではあるが、東北大学病院での101例のニコチンパッチによる治療では、男性の成功率が64.2%、女性では35.4%であり、やはり女性において明らかに禁煙成功率が低かった3)。 平均年齢では、男性の成功群の年齢が最も高く、女性の年齢は男性に比べると低く、年齢が若いことが女性の成功率を低くしている一因になっていると思われた。実際に診療していると、女性のほうが、家庭の事情など複雑な背景を持っているように思われた。また、女性の喫煙者では配偶者が喫煙している頻度が高い傾向があることも指摘されている。 脳におけるニコチンの受容体であるアセチルコリンレセプターα4サブユニットの遺伝子多型の変異の検討によると、男女差が認められており、女性の禁煙の難しさの一因である可能性を示唆している4)。 今後の禁煙治療において、女性の禁煙成功率を高めるための方法の研究も必要と思われる。 受診回数では、成功群の受診回数が多い傾向が見られた。成功群の平均受診回数が男性では4.6回、女性では4.8回といずれも5回未満であった。受診回数に関しては、5回未満でも成功者いることから、社会保険庁は成功例の算定には、5回でなければならないとの条件を付けるべきでないと思う。東北大学病院における成績でも、男女共に成功群における受診回数が多かった3,5)。厚生労働省の報告でも治療終了時及び3ヶ月後共に、受診回数が多いほど禁煙成功率が高い傾向が認められた1)。治療者としてはいかにして中断せずに通院してもらうかを考慮しなければならない。 保険制度の問題点ではブリンクマン指数を条件から外すべきとの意見が多かった。ブリンクマン指数による条件の根拠がはっきりせず、若年者が治療できないことは疾病の予防にならず、この条件は、止めなければならないと思われる。ニコチン依存症は、治療が必要な慢性疾患であることから、受診回数を5回とすることも治療をし難くし、禁煙成功率を下げることにつながっていると思われる。 結語 1. 日本禁煙学会の認定専門医34名の禁煙治療成績をまとめて報告した。 2. 総症例数は1627例であった。禁煙成功率は男性58.2%(688例 / 1181例)、 女性43.0%(192例 / 446例)であり、明らかに女性における成功率が低値であった(p<0.01)。全体での成功率は54.0%(880例 / 1627例)であった。 3. 平均年齢では男性の成功群がもっとも年齢が高く52.5歳であり、女性は男性に比べて年齢が低かった。成功群のほうが男女とも年齢が高い傾向があった。 4. 平均受診回数では、男女共に成功群の回数が多かった。平均受診回数は成功群の男性で4.6回、女性で4.7回であり、いずれも5回未満であった。 5. 社会保険庁は成功率の算定に受診を5回でなければならないとしているが、5回未満でも成功していることから、この条件は付けるべきでないと思われた。 6. 女性の禁煙治療率を上げるための研究が必要と思われた。 7. 受診回数を増やすために、中断しないような仕組みの検討が必要と思われた。 8. 現在の保険制度におけるブリンクマン指数による制限や5回のみ受診の適用とする制限を止めるべきである。 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
topにもどる | ||
《原著論文》 | ||
「健康日本21」等の喫煙率と消費量の半減目標達成の推計試算 -対2000年の10年後の半減は少し遅れても達成する可能性- |
||
NPO法人 子どもに無煙環境を推進協議会 野上浩志 |
||
キーワード:喫煙率、タバコ販売本数、半減目標、健康日本21、がん対策推進基本計画 【要 旨】 2000年の「健康日本21」や2006年の当該中間評価報告で、また2007年の「がん対策推進基本計画」で、立案段階で、喫煙率やタバコ消費量(販売本数)の半減目標あるいは数値目標が掲げられたが、タバコ関係業界の強い反対で見送られた。 しかし男性喫煙率とタバコ販売本数は経年的に一貫して減少してきており、これらを推計曲線で外挿したところ、2000年の「健康日本21」での「まぼろし」となったこれら半減目標は、2010年よりも少し遅れても達成する可能性がある結果が得られた。2007年の「がん対策推進基本計画」の「まぼろし」の男性喫煙率の半減目標も、半減は8年後の2015年までには達成される試算結果であった。 これらの現実の減少データ(エビデンス)と推計試算結果、及び減少に関わる複合要因を冷静に見れば、現実に進行している減少の動きは止めようがないように思われ、タバコ業界や販売側は、世論の批判を浴びるような数値目標反対を強硬に主張するのではなく、また国も事態の進展にただ手をこまねくのではなく、喫煙率、喫煙者、タバコ販売本数、収益、税収ともに急減が現実となってきているとの前提で、まだ対処が可能と思われる現時点で、早急に抜本的なタバコ対策と規制政策を進めるべきと思われた。 はじめに 2000年の「健康日本21計画」1,2)や2006年の当該中間評価報告3)で、また2007年の「がん対策推進基本計画」4)で、立案段階で、喫煙率やタバコ消費量(販売本数)の半減目標あるいは数値目標が掲げられたが、タバコ関係業界の強い反対で見送られ(報道によれば)、これらの経緯はマスメディアでも批判的に取り上げられ、禁煙推進や医療保健関係者と団体の強い反対と失望があった5,6)。 しかしこの間、半減や数値目標では、その目標設定の説得力のある論拠が示された上で論議がされておれば建設的な進展があったかも知れないが、説得力のある論拠が十分に明示されたとは必ずしも言えないように思われ、日本たばこ産業(株)(JT)などタバコ業界や販売側の頑なさが際だってしまったように思われる。 我が国における喫煙率及び販売本数は減少し続けている公表データがあるので、今後はこのような不毛なせめぎ合いがないよう、この公表データをもとに推計試算(外挿、シミュレーション)をすることによって、エビデンスに基づいたそれら目標設定の妥当性を検討し、また今後のあるべき目標設定にコメントすることを目的とした。
|
||
文献 1)健康日本21 各論 たばこ(原案、1999年11月) http://www3.ocn.ne.jp/~muen/kenkounihon21/tobaccotaisaku21genan.pdf 2)健康日本21 各論 たばこ(現状と目標)(2000年3月) http://www.kenkounippon21.gr.jp/kenkounippon21/about/kakuron/4_tabako/index.html 3)健康日本21中間評価報告書(2007年4月) http://www.kenkounippon21.gr.jp/kenkounippon21/ugoki/kaigi/pdf/0704hyouka_tyukan.pdf 原案(2006年8月) http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1030&btnDownload=yes&hdnSeqno=0000013048 抜粋 http://www.eonet.ne.jp/~tobaccofree/tobaccobassui.pdf 4)がん対策推進基本計画(2007年6月) http://www.ncc.go.jp/jp/cis/admin_council/pdf/3nd_ref01.pdf 5)「喫煙率引き下げの数値目標を断念」に対する日本禁煙学会コメント(2006年12月) http://www.nosmoke55.jp/action/0612kenko21.html 6)日本禁煙学会要請書「がん対策推進基本計画には包括的なタバコ対策行動計画が不可欠です」(2007年6月) http://www.nosmoke55.jp/action/0706gannkeikaku.html 7)厚生労働省の最新たばこ情報-成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査) http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd090000.html 8)JT発表データ 2006年11月 http://www.jti.co.jp/News/2006/11/20061122_01.html 2007年10月 http://www.jti.co.jp/News/2007/10/20071017_01.html 9)厚生労働省国民栄養調査-成人喫煙率 http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd100000.html 2005年データは http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/05/h0516-3.html 10)日本たばこ協会-国内販売数量・販売金額 http://www.tioj.or.jp/info/info18.html 11)厚生労働省の最新たばこ情報-たばこ販売本数 http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd070000.html 12)自由民主党政務調査会(たばこ・塩産業特別委員会、葉たばこ価格検討小委員会、総合農政調査会、農林部会)の決議(1999年11月) http://www3.ocn.ne.jp/~muen/kenkounihon21/huuzen.htm 13)タバコ税率を段階的に引き上げる施策のシミュレーション試算と論考 http://www.eonet.ne.jp/~shiryo/tax/tax0710.htm 14)子どもに無煙環境を推進協議会:たばこ規制枠組条約Q&A http://muen2.cool.ne.jp/fctcQ&A.htm |
||
Reduction by half target of smoking rate and cigarette consumption in 21 Healthy Japanese Plans will achieve even if late a little. Hiroshi Nogami ; Coalition on a Smoke-free Environment for Kids in Japan The reduction by half target of smoking rate and cigarette consumption in 21 Healthy Japanese Plans of 2000 gave up by the strong objection of the cigarette-related industry. However, the male smoking rates and cigarette consumption decrease every year throughout. When these data were calculated with an estimation curve, the result was provided that the reduction by half target might achieve even if these reduction were delayed a little from 2010. The real decrease of the male smoking rates and cigarette consumption cannot be stopped when these calculation results were watched calmly. The cigarette industry should not strongly object, and the government should not look on, too. It seemed that the cigarette industry and the government should have been able to go ahead through an anti-cigarette measure and the regulation policy radical early at present that these measures were possible. Key word: smoking rate, cigarette consumption, reduction by half target of the cigarette, 21 Healthy Japanese Plans, anti-cancer measure promotion basic plan |
topにもどる | ||||
《資 料》 | ||||
日本呼吸器学会総会(1996-2007)参加者の喫煙アンケート調査 (速報) | ||||
|
||||
|
||||
|
||||
|
||||
結語 日本呼吸器学会総会参加者の喫煙習慣、所属施設の喫煙環境は、11年間で著明に改善した。 その一方で、禁煙指導への取り組みは、まだ不十分であった(図4、図5)。 近年になり、施設内でのたばこ販売は自粛されたが、まだ、全面禁煙の施設や院内たばこ販売については、更なる努力が必要と考えられる。 |
||||
|
topにもどる | |||||||||||||||||||
《WAT特集》 | |||||||||||||||||||
WALK AGAINST TOBACCO 2006 WEEK 7 REVISITED |
|||||||||||||||||||
Mark Gibbens |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
参考サイト:Walk Against Tobacco 2006 (Galleryにいろいろな写真があります) ※WAT:WALK AGAINST TOBACCO |
topにもどる |
《文献紹介》 |
国内文献紹介 |
内田和宏:内田クリニックの禁煙外来の状況と禁煙成功率の検討、女性の禁煙成功率が低い理由 (日呼吸会誌、2007,45(9):673-678) 06年4月より07年1月までに、ニコチンパッチ処方を中心に禁煙治療を行った143例について禁煙成功率を算出し、サブグループ解析を施行した。治療開始2ヶ月迄の早期禁煙成功率は61.2%で、禁煙成功率の高くなる 要因としては、男性である事、喫煙本数20本/日未満、喫煙依存度が低い、他に家庭内喫煙者が居ない事であった。女性の禁煙成功率の低い原因の一つとして、男性に比し女性は、家庭内に他の喫煙者の居る率が高い事が考えられた。 (南栃木病院院長 北村 諭) |
topにもどる |
海外文献紹介 |
Jae Hee Jeong, Sang Bong Choi, Wou Young Jung, Min Gwang Byun, Moo Suk
Park, Young Sam Kim, Se Kyu Kim, Joon Chang, Chiharu Yoshii, Sung Kyu Kim:Evaluation of Social Nicotine Dependence Using the Kano Test for Social Nicotine Dependence (KTSND-K) Questionnaire in Korea(Tuberc Respir Dis 2007; 62: 365-373) 加濃式社会的ニコチン依存度調査票~韓国語版 (KTSND-K) を用いた韓国人における社会的ニコチン依存の評価 背景:喫煙は疾病の罹患や死亡の最も重要な原因のひとつである。喫煙習慣はニコチン依存として認識されているが、これは身体的依存と心理的依存から成り立っている。社会的ニコチン依存を評価するために、日本において加濃式社会的ニコチン依存度 (KTSND) ワーキンググループが、10問30点満点からなる新しい質問票を作成した。我々は新しいKTSNDを使って健康成人で社会的ニコチン依存を調査し、韓国におけるKTSNDの有効性を評価した。 方法:韓国語版KTSND version 2を病院職員、大学生、健康診断受診者に用い、記入漏れのない741名の回答者から得られたデータを解析した。 結果:回答者の平均年齢は31.8歳で、男性は57.8%だった。喫煙者、前喫煙者、非喫煙者はそれぞれ13.8%, 12.8%, 73.4%だった。喫煙状況別では、喫煙者のKTSND総得点は前喫煙者や非喫煙者より有意に高かった(17.1±5.4対14.3±5.5、12.3±5.5、p<0.001) 。男性のKTSND総得点は女性より高く、男性が女性よりも社会的にニコチンに依存する傾向を持つことが示唆された(それぞれ14.3±5.7対11.7±5.4、p<0.001)。10問の質問のうち8問で3つの異なる喫煙別グループで有意差が出た。喫煙者を身体的ニコチン依存を表すheavy smoking index (HSI)で亜分類したが、低HSIグループ (4点未満)と高HSIグループ (4点以上) の間で有意差はなかった。このことから、喫煙において、心理社会的依存は身体的ニコチン依存とは異なる役割を演じているかも知れないことが示唆された。また非喫煙者の多く (62.8%) が、特に公共の場において有害な受動喫煙を経験していた。 結論:我々の研究は、KTSNDが喫煙の心理社会的側面を評価するのに有用な方法になり得ることを示した。 筆者解説: 1)本論文は2007年5月、韓国の大韓結核・呼吸器学会雑誌 (Tuberc Respir Dis)に掲載された韓国語論文 (abstractのみ英語)である。 2)KTSND-Kは加濃式社会的ニコチン依存度調査票日本語版 (KTSND-J) を韓国語に直訳したもので、2006年3月に完成した。 3)本論文は、KTSNDを韓国人で使用した最初の報告であり、また日本からの報告も含め、成人においてKTSNDに男女差があることを示した最初の論文である。 4)heavy smoking index (HSI) とは、FTNDの項目中、①1日喫煙本数 (1-9本、10-19本、20-29本、30本以上)、②起床時から最初の喫煙までの時間 (5分以内、6-30分、31-60分、60分以降)の2項目の点数を合計したもので、6点満点である。HSI score 4点以上で身体的ニコチン依存が強いと見なされる。 5)本論文の要旨は、2006年11月大韓結核・呼吸器学会(ソウル)、2007年2月みやこ禁煙学会(京都)において発表した。 (産業医科大学呼吸器内科 吉井千春) |
topにもどる | ||||||||||||||
日本禁煙学会の対外活動記録 (2007年10・11月) |
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
|
||||||||||||||
無断転載や商用利用、フレーム内表示を禁じます。 Copyright (C) 2007 Japan Society for Tobacco Control. All Rights Reserved. |
||||||||||||||
|