2013年1月22日

インフルエンザとタバコ 緊急警告

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インフルエンザとタバコ 緊急警告


警告
タバコを吸うと、インフルエンザウイルスに感染しやすくなり、
発病すると、重症化します

インフルエンザの予防と重症化防止のために禁煙し、タバコの煙のない環境を!

 イスラエルの軍隊でインフルエンザが流行した時に、喫煙兵士と非喫煙兵士のインフルエンザの発病率と重症化率を調査したデータが公表されています。それによると、インフルエンザの発病率も重症化率も喫煙者の方がずっと多かったことがわかりました。
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 からだに侵入したインフルエンザウイルスを捕まえて退治する免疫能力は喫煙によって激減することが動物実験で証明されています。マウスに毎日4時間ずつ6週間にわたって、喫煙者のいる家庭レベルの濃度の受動喫煙に曝露させたのちに、鼻の中にインフルエンザウイルスを接種したところ、受動喫煙のないマウスと比較して、インフルエンザウイルスを退治するインターフェロンと言う免疫物質を作り出す白血球(Tリンパ球)の数が、3分の1に激減したことがわかりました。
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 これは、タバコ煙がインフルエンザウイルスを排除する免疫力を大幅に減らす作用を持っていることを示しており、喫煙者の方がインフルエンザを発病しやすく、重症となりやすいという事実の科学的根拠を示すものです。
 タバコを吸うとインフルエンザにかかりやすくなります。また、インフルエンザにかかった場合、重症化しやすくなります。受動喫煙もウイルス感染に対する抵抗力を低下させます。
禁煙と受動喫煙防止こそが、インフルエンザを予防し、軽症化するもっとも有効な手段です。
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禁煙と受動喫煙防止の相談は日本禁煙学会まで
http://www.nosmoke55.jp/