since 2010年10月4日  last update 2010年10月14日

熊本市民劇場例会の劇中喫煙の禁止要請と回答
2010年10月4日に熊本市民劇場例会の劇中喫煙に対して、本学会は要請を行いました。 →詳細はこちら
2010年10月7日に要請に対する「タバコではなくネオシーダーを使っている」という回答がありました。 →詳細はこちら


ネオシーダーについて

ネオシーダーは、一酸化炭素、ニコチン、タールを含み、受動喫煙被害を起こします。
タールはセブンスター以上の量を含んでいます。
ネオシーダーの害についての報告や論文もあり、使用者本人や煙を吸わされる周りの人に害があるため、使用しないように警告されています。

第60回日本公衆衛生学会報告(香川県・高松市) 2001年11月1日
「ある鎮咳・去痰剤(N)のニコチン含有状況から見た安全性の問題」
http://nosmoke.web.infoseek.co.jp/neocedar/gakkai_htm.htm

日本公衆衛生学会雑誌第49巻第9号 2002年9月15日発行 p.929-933
「ネオシーダーのニコチン含有状況から見た医薬品としての妥当性の検討」
http://nosmoke.web.infoseek.co.jp/neocedar/ronbun_htm.htm

日本禁煙学会雑誌第2巻第1号 2007年1月1日発行 p.2-5
「ネオシーダーの依存性について」
http://nosmoke.xsrv.jp/gakkaisi/200701/index.html#yamaoka

薬害ネオシーダー
http://nosmoke.web.infoseek.co.jp/neocedar/

劇場のような閉鎖空間内で、絶対にネオシーダーを吸わせてはなりません。
施設管理者は受動喫煙を防ぐため、施設内でのネオシーダー使用を禁止する義務があり、演劇内でネオシーダー使用による観客の受動喫煙被害があり、被害者から告訴された場合、施設管理者が使用を許可した責任上、施設管理者がその全責任を負うこととなります。
ネオシーダーを絶対に使用させないで下さい。
施設利用者の健康や命を危険にさらしても良い行為はありません。








平成22年10月7日
日本禁煙学会理事長 作田 学 様
財団法人熊本県立劇場
事務局長 濱崎 正治
熊本市民劇場「欲望という名の電車」の劇中喫煙について(回答)


 このたびは、財団法人熊本県立劇場にご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。
 「劇中喫煙により多数の観客が受動喫煙の被害を受けるので、これを止めさせてほしい」という趣旨のご意見につきましては、当該公演の主催者である熊本市民劇場の事務局に「喫煙を止める、または、代替物に換える等の対応はできないか」と提案しました。
 これにつきましては、
@ 劇中で使用するのはタバコではなく、「ネオシーダー」という咳止めの医薬品である
A 当該喫煙シーンは、演出上大変重要なシーンであり、このシーン無しではドラマが成立しないので止めるわけにはいかない
との回答でありました。
 熊本県立劇場としましては、利用される皆様の健康を守ることに日頃から留意しているところではありますが、演出上も工夫をしていることや、演出上の必要性という主催者側の主張から、今回については劇場側からこれ以上の要請は難しいものと判断し、やむを得ず要望のみにとどめたところです。
 これからも、健康問題については十分に配慮し、運営に努めていく所存でありますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。









熊本市民劇場例会の劇中喫煙に対する要請
熊本市民劇場例会の劇中喫の禁止要請書
熊本市民劇場例会の劇中喫の禁止要請書
(PDFファイル119KB)