日本たばこ産業株式会社の製造物から発生した有害ゴミに対する
製造物責任者としてのゴミ処理依頼(現物送付)
(日本たばこ産業株式会社社長宛送付)

吸殻拾いパレードの様子
(京都・四条河原町〜河原町御池 2007/2/11)

吸殻拾いの様子

「禁煙は愛!」を訴えて日本列島3000kmを歩いて
縦断されたマーク・ギブンスさんも参加

投げ捨てされた吸殻がこんなに集まりました


JT宛にお送りしました

送付した文書

平成19年2月13日
日本たばこ産業株式会社 代表取締役社長

木村 宏 様

作田 学
NPO法人日本禁煙学会理事長
Japanese Society for Tobacco Control
URL:http://www.nosmoke55.jp/
E-mail
162-0063 東京都新宿区市谷薬王寺町30-5-201


拝啓 貴社には英タバコ大手ギャラハー・グループ買収などますますご盛栄のことと拝察申し上げます。平素は禁煙推進活動に「格別の」ご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

 さて、私どもは2月11日早朝「みやこ禁煙学会」の関連行事である吸い殻拾いパレードに参加しました。その結果河原町四条から御池までの約800mの路上で大量のタバコの吸い殻とごみを回収し、改めて路上喫煙の多さ、タバコのポイ捨ての多さを実感いたしました。
 ところで、回収したごみやタバコの吸い殻を処分するのにあたり、問題が生じました。と申しますのはタバコには発がん物質、ダイオキシン、砒素、鉛、カドミウム等々や放射性物質のポロニウムが含まれており、多量のタバコの吸い殻を通常のごみとして廃棄するにはあまりにも危険だという結論に達しました。
 そこで製造物責任者であり、タバコに関するあらゆるノウハウを有しておられる貴社に、その処分をご依頼し、タバコの吸い殻を無害化して廃棄いただけるようご依頼申し上げるものです。ご多用中恐縮ですがよろしくご高配のほどお願い申し上げます。
 なお現在、京都市は路上喫煙防止条例を検討中ですが、貴社の行っておられるマナーキャンペーンが路上喫煙を防止するために効果があるかどうかについて貴社の見解をお伺いしたく存じます。2月末までにご回答をいただければ幸いです。
 最後になりましたが、京都がタバコの煙のない安全・安心・快適な街になると共に、貴社が文字通り「クリーン」な企業に生まれ変わられることを祈念いたします。

敬具

添付資料:タバコと環境破壊
http://www1.sumoto.gr.jp/shinryou/kituen/environ.htm